mama!milkの清水恒輔、初のソロ・アルバムをLPレコードでリリース。
水蒸気の如く吹き上げられる穏やかで真摯な熱情と、丁寧に紡がれた軋みのレイヤー
具体音の底から届けられる一筋の旋律が、ただただ美しく、儚く響く
真摯な演奏家の奏でる音、耳元で聞こえるような日常の音、騒音とも言える機械の音。
自分か好きな音だけを蒐め、あの手この手を尽くして楽曲に仕立てました。
あてどなく作ってきた音源集を、ようやく世に放つことが出来てとても嬉しいです。
行ってらっしゃい、MICROMACRO。-清水恒輔-
Kosuke Shimizu / MICROMACRO
LPレコード / ¥4.510 (税込)
2024年 1月10日(水)発売
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京都の街から世界に向けて、耽美かつ美しき世界観で彩るmama!milkでの活動を礎に、サイケデリック・ポップバンドLABCRYの低域として、そしてEgo-Wrappin'をはじめ数多くのセッションワークでの活動でも知られるコントラバス奏者、清水恒輔。
初のソロ・アルバムとなる本作は、コンポーザー / サウンドクリエイターとしての才がくっきりと浮き彫りになっています。
時に金沢の倉庫のごとき謎空間で、地元京都のギャラリーで、ウズベキスタンはタシュケントや京都の機関区で……レコーダーを片手にいつ完成するかもどうやって形にするかも考えぬまま、気のおけない音楽家たちとのセッション / 演奏を記録し続けて約5年、具体音の音塊を加えて解体 / 編集を延々と続け、清水ならではのスパイスを投入しながら煮詰め続けたのが、この組み細工のような音楽です。
ピエール・バスティアンような機械の軋み、パスカル・コムラードのキッチュな愛らしさ、レイモンド・スコットのダイナミズムもこのアルバムには収録されています。
また若き日の清水の根っこに潜むパンキッシュな世界観に加え、リリカルなピアノ奏者やコントラバス奏者とのデュオ等の小品も美しく響きます。
饒舌かつ洗練のようにみせかけて、不器用かつ混沌と軋みを感じさせる音楽。
これはノスタルジックじゃなく、光ある未来へのサウンドトラックのようなもの、かもしれません。
Side-A
01. Metropolis Rhapsodie
02. Loosen Nuts
03. Pianista Grandioso
04. Carta del Norte
05. A Night of Rootless Cosmopolitans
06. Azul, nocturno
07. Кин-Дза-Дза
08. Duet I
09. Escapement Waltz
Side-B
01. Vuelvo al Norte
02. Noches del Sur
03. Duet ll, sonoro
04. April Portraits
05. Azul, madrugada
06. Tempo Scherzando
07. L’histoire d'un homme modeste
08. The Last Call
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清水恒輔:コントラバス、チェロ、バスクラリネットetc.
曽我大穂:フルート、カバキーニョetc.
巽勇太:自作装置
生駒祐子:カシオトーン、マリンバ、アコーディオンetc.
Gak Sato:スネアドラム
林正樹:ピアノ
市原大資:トロンボーン
守屋拓之:コントラバス
yatchi:ピアノ
窪田健策:テルミンetc.
武島悟:クラリネット
WADA MAMBO:ギター
安藤健二郎:バスクラリネット
谷口かんな:マリンバ
マスタリング 西川文章
[清水恒輔 Kosuke Shimisu]90年代よりベーシストとして 関西を中心にラブクライを始め、数々のバンドのボトムを支え、アルバム作品をリリースするのと平行して、インプロビゼーションから、録音実験、ダンス・舞台音楽など、実に様々な現場を経由してコントラバスを手にする。1997年より、アコーディオン奏者・生駒祐子とのデュオ「mama!milk」のコントラバス奏者として、世界各地の古い劇場、客船、寺院、美術館等での演奏を重ね、数々の演奏家をゲストに迎えたアルバム作品を制作・発表。また、映像・美術作品のための音楽や、フィールドレコーディングを用いた架空のサウンドトラックの制作なども行っている。
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